ぼっち体育

今回は勉強を離れて息抜きということで。

普段の生活でぼっちでいることで困ることなんてそうそうないんですよ。

ですが、体育だけは、やばい。

強制的に二人一組を強要される教科なんて、形容もできないほど恐ろしいですよね。

一人だと自然と独り言が多くなるのですが、高校の時の独り言の中で一番心理を突いているのがこれです。

本当のぼっちは偶数でも余る

まずはこの名言を生んだエピソードから入りましょう。

悲しみのバドミントン

夏休み明けの授業で、水泳とバドミントンを選べたのですが、だいぶ寒かったので、

相手いないこと覚悟でバドミントンにしようと。

それで、担当の先生は水泳の方を見に行って、体育館の中が生徒だけの状態だったんです。

まあ、どうせ余るんだろうなと、思いながら無意識に体育館残った人を数えていたら、

なんと、偶数ではないですか。

これはいけると、今日はぼっち回避だなと、思いながら余る人を探していたんですが、

2分ぐらいして、異変に気づいたんです。

なぜか余っている人が俺だけという、おかしいですね。

偶奇間違えたのかなと思いながら、もう一度数えていたら、

「2人、2人、2人、2人、2人、2人、3人。」

ああ

謎が解けました。

僕はこのとき悟りました。

本当のぼっちは偶数奇数関係なしに余るんだなと。

体育の組む相手に困ったことがないそこのあなた、

それって結構幸せだよ。

分かってるんですよ、自分が原因なことぐらい分かってるんですけど、

それにしても、ね。泣きそうでしたね。

ちなみにその後は、ずっと地理の統計を読んでいました。

余る覚悟はしていたんで、共通テストも近かったんで用意周到、といったところでしょうか。

ですが、担当の先生がなんと水泳から戻ってきてしまったんですよね。

それで仕方なく1人でシャトルを真上に打つというぼっちのお手本のようなことでごまかそうとしたんですが、

こっちにまっすぐ向かってくるんですね。

それで、「ずっとそんなことやってたの?」

とは言われずにですね、

一緒に打とうと、お誘いを受けたわけですね。

ただただ、感謝。

もう一つ偶数奇数に関連する話をしておきましょう。

1年生の時に、陸上で砲丸投げを1時間だけやることになったのですが、

そのときの指示が3人か4人一組を作れと、いうことだったんです。

3組合同だったんですけど、僕のクラスはちょうど9人いたんですよ。

これはさすがに勝ったなと、思いました。

冷静に考えれば、9人いて3人か4人一組なんだから、3,3,3だろと。

それでどこに入るのか眺めていたら、事件が起きたんですね。

なかなか2人のところが見つからないなと思いながら眺めていたら、

なんか4人グループが2つできてる気がして、

身の危険を感じるレベルでしたね。

だって、

mod3でやればあまり0でみんな平和なのに、なんでわざわざmod4で1余らせるのかと。

俺なんか悪いことしたかな。

大丈夫だったんですけど。

他の組の心優しい(1人足りない)人たちに混ぜてもらったんで、事なきを得る、ですね。

運動はできたのに

上のようなぼっちエピソードが数多くある僕ですが、意外と運動はできたんですよね。

ガチガチの文化部なのに。

体育祭のクラス対抗リレーのアンカーとかやってたりしたんですよ。

(最下位でした。最下位でバトンが回ってきて、最下位でゴールしました。

僕の前の日と陸上部でした。どうしろと?)

ちなみに仲のいい人はいることにはいたんですが、一番じゃないんですね。

一番じゃないと他の人と組むわけですから、薄く広い(広くない)人間関係じゃ駄目なんですよね。

二番じゃ駄目なんです。

運動音痴のおとなしめの人が余る印象が強いと思うのですが、

体育の相手の数は、運動能力じゃなくて、コミュ力に比例するんだね。

そんな悲しい日々だったんですが、実は1,2年の時は相手がいたんですよね。

相手は運動音痴のおとなしめの余ってた人ですね。

精神安定剤ですね。

Win-Winの関係だし。

だから、3年になってその人と違うところになったときはパニックですよ。

俺は一年間果たして1人でこの苦行を乗り切れるのかと。

絶対毎回余るじゃんと、

思っていたのですが、

普通に余りまくりました。

現実って厳しいね。

ぼっちの無意識に定借する習慣知っていますか?

授業始まったらとりあえず今日の出席人数が偶数か数えるんです。

偶数だったら「今日も一日乗り越えられそうです神様ありがとう」と

神様に感謝するんですよ。

それで見学者が混じってて詰むまでがテンプレなんですが。

それでも運動ができたのはまだ救いでした。

体育の2人一組は大体組む人同じじゃないですか。

それがぼっちを抜け出せない最大の理由なんですが。

それでいつも組んでいる人が休むことがあると。

その時にもう一方の人はどうするか。

そう、僕を誘ってくれるんですよね。

バリバリ動ける系の人はやっぱりある程度できる人じゃないと満足しないわけで。

そして僕は慢性的に相手が不足しているわけで、

平和条約が結べるわけです。

これで助けられたことは意外と多かったです。

ちなみにぼっちをごまかしやすいスポーツがあって、

代表格はソフトボールですね。

僕の学校の校庭には電柱があって、最初キャッチボールするということで悪魔の指示二人組が発動するんですが、

みんなが二人組作ってキャッチボール始める中で、自分もそこに混じるんですね。

それで相手がいる風を装って、電柱に向かって思いっきり投げるんですね。

もちろんとってくれる心優しい人などいるわけないので、ボールはそのまま電柱の方に行くんですけど、ここからが大事で、自分で拾いに行くんですね。

それで電柱のところまで行ったら、そのまま電柱の裏に隠れるんです。

それでキャッチボール終わるまでやり過ごすという、作戦。

これは卒業した後に思いついたので実践したことはないんですが、

どなたか迷える原液の方がいましたら、実践してみてください。

そんな電柱ないと、いうことも多いでしょう。

その時は、思いっきりまっすぐ投げましょう。

それで自分で取りに行きましょう。

ゆっくり歩いて行くんだよ。

それを見た先生は、相手が暴投したんだなと、勝手に勘違いしてくれるという戦法。

ばれたときは、しょうがない。覚悟を決めてひらきなおりましょう。

どちらの作戦も遠くまで投げないといけないので、ぼっちの方は今のうちに肩を鍛えておきましょう。

女の子と卓球

そんな誰も人脈がないと思われる僕ですが、なんと、女の子と卓球したことがあるんですね。

3年の9月で、体育祭の練習ということで、卓球やっていたのですが、先生その時いなかったんですよ。たまに見回りに来る感じで。

先生ってすごいですよ。いくら組む相手いなくても必ずどこかのペアのところに入れるんだから。

怖いようでいて実はありがたい、複雑な存在。

話は戻って、その練習は二回あって、それは二回目に起きたんです。

ちなみに一回目を書いておくと、誰にも相手にされず、一人で古文単語帳を読んでいました。

それで、女子のグループが休憩したところにすかさず入って、一人でサーブしていました。

僕中学の時卓球部で、その時もマイラケット持って行って完全にやる気全開で、

誰も相手がいなくてできないという、非常に悲しい展開だったんですが、

さすがにラケット持ってきてまで何もやらないのは、自分がなんなのか分からなくなりそうだったので、一人で周りの目も気にせず、卓球部のサーブを打っていました。

ちなみにその隣の台に同じ卓球部だった人がいました。

もちろん僕じゃない他の誰かと打っていて、もう、あの頃には戻れないんだなと、

別に思わなかったんですけど。

余興はこのぐらいにして二回目ですね。

一回目と同じように一人でサーブか古文単語帳見ようと奥の方にいこうとしたら、

なんと女の子が話しかけてくれて、誰と打つのと。

それで僕は誰もいないと、さも平然と動揺を悟られないようにいったわけですが、

そしたらなんということでしょう、じゃあ一緒に打とうと、

何というラブコメ的展開。

しかもその子はもう打つ相手決まっていたのに、3人で打とうと。

もう泣いちゃいそうでしたね。いや、もう泣きましたね。はい。

それで一緒に打つことになったんですが、ちょっと、ちょっとだけやらかしたなと、

今では反省しているんですが。

なんか昔から手加減というものがうまくできなくてですね、当然相手は卓球部じゃないわけで、本気出した鱈駄目だと頭では分かっているんですが、どうしても止められないんですね。本気出したというか、めちゃめちゃ遊んだ。

思いっきり下回転かけて、分かってないと絶対返せないボール打ったり、

めちゃ高いロビング挙げたり、普通にラリー続けているときに急に思いっきりスマッシュしたり、とにかくやりたいほうだいしてました。

そして終わりの頃に後ろを通りかかった人がつぶやいていった言葉、

「女子いじめてるよ」

そんなはずは無かったんですけど、おかしいですね。

ちなみにその後体育祭があって、そこでもやっぱり初心者相手にめちゃめちゃふざけたんですよ。もちろん負けない範囲で。

そしたら思いっきり不快な目で見られました。

自粛しないといけなかったなと思いながら、後の祭りですね。

(体育祭の後だからね)

この関連笑もう一個挙げておくと、僕は高校の部活で将棋をやっていたんですが、文化祭で将棋のセクションにいたときに、クラスの女の子がどういうわけか遊びに来てくれて、

それで一局さそうということになったんです。

本気出して30手ぐらいで終わったという話です。

そしてその女の子はその後一切そこには現れなかったという。

コメント

  1. ともこ より:

    りんここさんのTwitterから興味本位で飛んできたんですけど予想外に面白すぎて吹きましたw
    テスト期間ですが休憩中に一話ずつ読んでいこうと思います!

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