量と質はどっちも必要

勉強において量と質、どちらが大切か。

永遠のテーマですよね。

永遠のテーマだからこそ、見落としていることがあると思います。

それどっちも必要じゃない?

僕は、最初は量重視でがむしゃらに書きなぐっていたのですが、だんだん質の大事さを理解してきて、しかし量が軽視されるわけでもなく、結局どっちも必要という結論に至りました。

今回はそんな話をしながら、質と量の重要性について書いていきます。

質の重要性を感じた

その前に、そもそも質ってなんだ?ということ。

量はわかりやすいですよね、勉強時間のことです。

では質は、何を基準に計るべきなのか。

それは効率でしょ、では効率はどうやって計ればいいか。

(カッコつけて)単位時間あたりに解いた問題数、でしょうか、

それだと問題をすぐ理解でき、解き進められる人が早く問題を解けるので、

効率=頭の良さという不可解な結果になってしまいます。

質を計る指標というのは実は意外と難しいです。

僕の基準だと、質=次同じ問題を見たときにそれがわかるか、です。

こう思うようになったエピソードがあるので紹介します。

青チャート永遠にぐるぐる現象

高校3年の後半になってからならのことで、そろそろ青チャートの総合問題も歯が立つようになったかなと思い、試してみたんです。

当時は圧倒的量重視作戦で、とにかくたくさん問題を解くのが正義だという信念で、

進めていたわけです。

それで総合問題もちょっと考えてわからなかったらすぐ答え見て開放を暗記して、一週目を終えました。

もちろん難しい問題も多く、一週目だけで完璧にできるわけないとわかっていたので、

二週目三週目と、どんどん繰り返していったわけですが、

何回も答え見て理解したはずなのに、やろうとすると手が止まる問題が何問かあって。

たぶん十回以上繰り返したと思うのですが、それでも自力で出来ないんです。

この時になってようやく、おかしいなと気づきました。

そこから学んだことは、「やっぱ質って大事だな」という至極当たり前のこと。

結局いくら問題を解いたって、できるようにならないなら全く意味なくないか、という悟り。

上で質=次同じ問題を見たときにそれがわかるか、という定義をしましたが、それはこの経験からきたものです。

ちなみに同じようなことが物理でもありました。

というか数学よりもこっちのほうが多かったです。

その時の問題集が標準問題精講

標準とかうたっているくせに東大レベルたくさんあるタイトル詐欺のやつです。(大学では基礎ですら訳分からなくなります。というか基礎の方が応用より難しい節がある。)

これも何回も繰り返しても、一向にできるようにならない。(特に原子と熱力学)

泣いちゃうそうでしたね。

ちなみに、大学だと入門さえ入門じゃない現象が起きます。

入門なんだろうけど、なにこれ意味わかんないという、楽しみにしていてください。

結局どっちも必要

ここまで、質の大切さを語ってきたわけですが、量の重要性を否定したわけではありません。

というか、量は必須だと思います。

結局勉強の土台作りや、入試レベルをこなせるようになるにはたくさん解くしかないですよ。

特に数学では顕著ですが、解放を覚えたとしても、何回も使っていかないと使える武器にはならないです。

大学への数学の一対一対応で、反転の問題を解き方は理解してるはずなのになぜかできないという経験をしたことことがありました。

めちゃめちゃ繰り返して最終的には何も考えなくても勝手に手が動いてる(言い過ぎだけど)、みたいなかんじになっていました。

筋肉で覚える、というのも結構有効です。

それで脳死でやり続けてたら何も見についていなかった、というのが上で書いたことなのですが。

バランスは難しい。今でもわかんない。

迷ったら、とりあえず量

質と量どちらも必要という、なんとも厄介なことになったわけですが、

「じゃあまず何から始めればいいの?」という話。

どちらがおすすめか、と言ったら確実に量になります。

最初に書いた通り質を高めるといっても具体的に何をすればいいかつかみづらいです。

一方量を増やす、ならやることは明快です。

ただ勉強時間を増やせばいいのですから。

さらに、定期テストの対策など、比較的優しめの問題が目標の場合は、量のほうが有効です。

簡単なのは大体たくさん解けばカバーできます。

よって、何やればいいかわからなくなったら、とりあえず勉強時間を増やすことをお勧めします。

地方国立大学なら量だけで突破できる気もする。

まず量を増やして、越えられない壁が現れたときは、

とにかく周回すればいい→時間かけてもいいから次解けるようにするマインドに切り替えてみると、視界が開けると思います。

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